夫の何気ない一言から始まった私達の挑戦。
「本当に言えないんだろうか・・・」
なんでも「んっ」、「あ-」で気持を表現してくる次男(まぁ)へ私は
「○○なの?」「○○したいの?」などと問いかけていました。
その問いかけに対し次男は「うん」と首を縦に振ったり、横に振ったり・・・
これが、サポ-トだと思っていた。
でも結果として、まぁは気持を言葉で伝える事が苦手で、トラブル続出。
「お口で気持を伝える練習しようね~」と、言っていながら、もしかして私、自ら子供の可能性潰してる?
そこで考えた。
代弁せず、この子が自ら言葉で伝えなきゃいけない状況を作ってみよう
デパ-トでのトイレ。 いつもは私へ訴えてくる
この日は心を鬼にした。
涼しい顔をし、「店員さんにトイレ何処ですか?って聞いてごらん^^」
まぁは、いつもと違う私の態度に苛立った。
なかなか動かない・・・
「お母さん聞いて!」「自分で聞きなさい^^」この会話が繰り返された。
我慢ができなくなったのか、まぁは近くに居た店員めがけて走って行った。
何か言ってる。
もしかして、自分で言えた?
笑顔で、まぁが帰ってきた。
「トイレ、あそこだって!!」
言えた!!!
「そう!じゃ行こう! どこ?」 「こっち!」 一緒にトイレまで走る中、会話はなかった。
嬉しくって、喋ったら泣いてしまいそうだったから(笑)
いつもの事ながら、些細な成長が嬉しくてたまらないburumanなのです。
あたりまえって顔して頑張った。
無事トイレを終えた次男は「自分で聞けたよ」と満面の笑みだった。
それからと言うもの、家の中でも、代弁はしない方向で見守った
お水を飲みたいと言う意思表示に空のコップを私に「んっ、んっ」と差し出すまぁ。
「ん?何?お口で言って」・・・ 「お水」
「お水がどうしたの?」 ・・・「お水、飲みたい」
「そう、お水飲みたいのね。それで?」・・・「お水、入れて」
「何処に?」・・・「コップ」
「あっ、はいはい^^」
「ちゃんと、言えたね~!
まぁが上手に伝えてくれたから、よく分かったよ~ありがとう。^^」
こんな感じで、スモ-ルステップアップ。
外食先でも、自ら店員に「お水下さい」って言えるようになりました。
「去年のまぁと今のまぁは違う、成長もしてるし、環境も違う。今までのサポ-トがあったからこそ、次へ進めるんじゃないか」と言ってくれた夫。
おそらく、今まで私が必死にやってきた対応を否定しないよう気遣ってくれた言葉だったのだろうと、当時は開き直っていた私ですが、今となってみれば、代弁も大切なサポ-トだった事がよく分かります。
困ったのは、お寿司屋さん。
値段も気にせず、高いものを平気で注文する子供達
ちょっとまったぁ~!
まだまだ、教える事はありそうだ・・・
言葉のコミュニケ-ションに心配があった2人の息子達
長男(りぃ)は言葉の教室に通ったり
心の教室へ通いながら、乗り越えて来た壁。
次男(まぁ)には、生まれて間もない頃から、私は
異常なほど気を使い話しかけたり、笑わせたりしてきた。
長男の事だけで精一杯だったあの頃
色々な支援機関を頼っている時間も気持のゆとりも無かったのだ。
自分で出来る限りの事は精一杯やった。
だが、結果は長男と同じ・・・
頑張ったけれど、やっぱり言葉の心配は年中さんぐらいから出始めた。
年長児さんから、変な発音をする事で、からかわれ
問題行動を起こしてしまったり
うまく言葉で気持を伝える事が出来ず泣いてしまったり、暴れたり・・・
・・・
あんなに気をつけて接してきたのに、どうして?
保育園の先生方からは、「沢山話しかけてあげて!」とか
「お仕事休んで、まぁ君と1日デ-トでもしてみたら?」なんて事も言われ
ショックを隠しきれない私。
まるで、私が子供と関わっていないみたい。
頑張っていただけに、その先生方の言葉が悔しく
素直に受け入れられなかった・・・
しかし、Drの判断で現在コンサ-タの服用をし、学校では介助の先生がついて下さっています。
私達は、得に診断名には拘りません
必要であれば、出していただく事もあるかもしれませんが今のところ希望はしない。
次男(まぁ)が生まれた年に長男(りぃ)の発達障がいが分かった
ADHDと言われた。
その時から、自然と、まぁへの接し方も意識してきたからか、まぁには
それほど大きな心配な面は見られなかった。
兄弟から影響を受ける行動も多少見られたが、こうして記録を見てみると
まぁの成長をあらためて感じた。
★これは、次男(まぁ)4才の時に私が記録したものです。
現在7才のまぁ 青⇒出来るようになった^^ 緑⇒もう少し です。
↓↓ ↓↓ ↓↓ ↓↓ ↓↓
・常に手足を中心に全身を動かしている
・おしゃべりが止まらない
・大人の発した会話を理解していないのに「うんうん」とうなずく
・なんども同じことを言う
・ついさっき怒られた事を理解学習せず同じ事をすぐやり
同じ事でまた怒られる
・誰が聞いてもすぐにわかるウソをつく
(本人はウソという自覚がないのかも)
・時々赤ちゃん返り
・他人同士の会話への割り込み
・高いところに登ったり高い所からジャンプしたりヒヤヒヤさせるようなことを平気でする
・食わず嫌い(見た目や色で食べないことが多い)
・平気でモノの上を歩く(好んで歩いているように見える)
・自分の近辺にある物が見えていないようで、よくつまずいたり当たったりして失敗してしまう
見えていたとしても、それを避けるという感覚が鈍いのでしょうか???
・必ずといっていいほど指摘しなければ、平気で靴を左右反対で履いている
・活発に体をうごかす為、こっちでコントロ-ルして静止させなければ必ずっと言っていいほど深夜に足が痛いと泣き眠れなくなる
・人見知りを全くせず、誰にでも話しかけてしまう
(私の知り合いでもない人)
・なんでも考えずに言ってしまう
薬の服用は、悩みましたが上手く付き合う事で問題行動も防げているのかもしれません。
このブログに登場している「かえる君」、その頃の「まぁ」にそっくりなんです。^^♪
いつも、このかえる君のように体を動かしていた頃は心配しましたが
今となっては、とても懐かしく感じてしまいます^^
先日、新幹線の動画をアップしましたが、携帯からご覧頂いている方々、お見せできなくてゴメンナサイ><
今回、携帯からも、動画が見れるよう修正いたしましたので、興味のある方、是非、是非、戻って、ご覧下さい!
年長に上がって2ヶ月足らずであの、悲惨な幼稚園生活とサヨナラした訳ですが今こうして振り返ってみると私は長男に対し「ごめんなさい」の一言です。
22才の若さで子供を産み初めての子育て。
子育てについては保育士のアドバイスも沢山取り入れ参考に頑張っていたようですが、そんな自分が情けなく母親としていかに未熟だったかを思い知らされました。
アドバイスを受けても、それを実行するもしないも自分で判断しなくちゃいけない事なのに、そんな大切な判断も私は出来ていなかった。
何をやっても上手く行かない状況の中、母親として自分を責める事と自分の力を信じる気持ちも失いかけてたような気がする
年長児に上がり連絡帳には毎日のように問題行動を書かれ、愛情が足りないんじゃないか、触れ合いが少ないんじゃないか、とそんな事ばかり言われ「申し訳ありません」と先生方へ謝る私。
自分達の躾や子供への接し方がわからなくなり何度も育児見直しの繰り返し。本当に情けない。
幼稚園側の行き過ぎた対応やおかしな考え方にも気づかず問題行動の減らない長男へ「頑張れ」って言っていた。
先生からの連絡帳にも、「もう少し頑張ってほしい」の文字が沢山。今も見ていてうんざり!
私がこんな気持ちになるぐらいだから当時直接言われていた本人はよっぽど辛かったに違いありません。
子育てに何が正しいかなんてある訳がない。
みんな別々の人間なんだから…
コンピュータのように設定したシステムで行動してくれれば苦労はしない。
「十人十色」それぞれ個性に合った子育てでいいのだ!
当たり前の事ですが、あの当時私は気付く事の出来なかった大きな過ちです。
生活のリズムが変わった事にいち早く気づいていた次男は登園をしぶるようになってきました。
「お母さん、お仕事頑張ってね!」
「早く帰って来てね~」と送り出してくれますが、なかなかお別れが出来ません。
毎朝電車の発車時刻とにらめっこ。
仕事が終わって迎えに行くと、遊びに夢中。 そんな次男の姿を見て、時間が解決してくれるだろう そう思っていました。
でも、きっと寂しかったのでしょう
ある朝、いつものように保育園の部屋まで連れて行き、「じゃぁね 行ってきます」
「沢山あそんでね~」とお別れし園の門を出ようとした時でした。
少しの隙間から、ぴゅ-っと次男が飛び出して行ったのです。 私は他の園児が出ないように門に鍵を掛け慌てて周りを探しましたが次男の姿は何処にも見当たりません。
直ぐに、先生に事の次第を話しましたが、職員が足りない為、直ぐには動けないとの事
会社は勿論遅刻・・・
15分ぐらいして、2人の先生が慌てて走ってきて下さいました
私は、保育園周辺を先生方へお願いし1度自宅へ帰る事に
息を切らして自宅へ帰ると、そこにはムスッとした顔で次男が居た。
幸い長男が小学校へ出かける前の時間帯だったので、家の中へ入ることが出来たようでした。
足の力が抜けそうでした・・・
とりあえず急いで保育園と会社へ連絡を入れ次男を抱きしめました。
「ごめんね、寂しかったんだね
お仕事忙しくてゆっくり遊んでなかったね・・・」
子供が気づかせてくれました
一緒に居る時間が少ない分、中身が濃い時間を大切に過ごせるようになりました。
子供のサインを見過ごさないよう・・・反省です。
幼児期の頃は、それ程気にならなかった事が、2~3歳ぐらいから、さすがに目に付きだしました。
食事中も、体を揺らしたり、席を立ったり。動かないよう頑張ると今度は姿勢が悪くなる
前に感覚統合訓練の先生に聞いた話によると、ADHDの子供達は常に筋肉が緊張している状態が続いている関係、筋力が弱い子が多い。(疲れやすい)だからひじを付いたり、姿勢が悪くなったりしてしまうのだそうです。
光が見えました。
そっか・・・ならば、筋肉を鍛えるのみ!
保育園からの連絡帳に次男が年長児のお腹をいきなりパンチした事が書かれていました。
内容は、理由を聞いても「・・・。」よい事ではないので「ダメでしょう、お腹をパンチしたらお腹がパンクしてしまうよ」と注意をしました。相手の子には幸い何ともなかったようです。というものでした。
次男に確認してみると確かにパンチした事は認めましたが、少しずつ話を聞いていくと相手の子が「ボクって言って!」と言ってきたらしく、少し言葉の遅れがある次男をからかって笑ったらしいのです。
私も以前、そのような光景を保育園で目にしたことがあったので、この子が嘘を言っていない事は分かりました。
次男に「どんな気持ちだった?」と聞くと「悲しい気持ちだった」とションボリしていいました。
先に気持ちを理解してもらったのがよかったのか、後から「でもパンチはいけない事だね」と言うと素直に謝ってくれました。
そして、これからは「お口で気持ちを伝える練習をする」と約束してくれました。
翌日その事を保育園へ伝えると、直ぐに年長児のひとりが(相手の子)自分がからかった事を申し出てくれ保育園側でも園児達に無理に言わせて笑ったりすることは、いけない事だとご指導して下さったようです。
確かに手を出す事はいけない事です。ですが何か理由があるはずです
理由があれば手を出してもいい。と言う訳でもありません
ですが、その時に受けた心のキズを癒してあげなくては次へは進めないと私は思うのです
何故こんなことになったのか、その時の気持ち、何故いけないのか、次はどうすればいいのか。
全て掛けてはいけないような気がします。
私達大人は、子供が何でも話せる環境をつくっていく必要があると思います
それも見守るといく言葉に含まれているのではないでしょうか。